リアルの戦争をネットワークに持ち込む必要はないが(過去記事),ここにはここの戦争がある。守るべきものを守る攻撃は,あっていい。
大手ポータルサイトの運営しているフリーメールサービスで,週末に相次いでトラブルが発生した。被害に遭ったサイトは状況の報告をしている(インフォシーク,ライコス,グー)。インフォシークメールでは,同サービスを利用した大量のスパム送信が行われ,それに大量の返信メールが来て,サーバーの能力を超えた。同一時間帯で同様の手法ということから,同一の何者かによる仕業ということも考えられる。
一部で,2chなどで行っている携帯電話へのスパムメールのサイトに対する絨緞爆撃(ZDNet Newsの記事,関連サイト)との関連があがったが,それは流言だったようだ(迷惑メールを一斉訪問臨時掲示板の書き込み)。とは云っても,グーのはまだ不明だが,インフォシークやライコスの場合は,スパム業者が引き起こした事件と云えそうだ。ここからは推測だが,無効なアカウントを大量に含んだスパム送信リストがあり,それが出回って,同時期に,個々のフリーメールサービスで利用された,とも考えられる(あくまでも推測)。
なんにしても,スパム送信者に対するマイナスイメージをより強くしてもいいだろう。インフォシークは,できるなら威力業務妨害でスパム送信者に対して法的措置を施すべきだ。3日ほどもメールの送受信がままならない状況にあったユーザーの感情は,きちんと処理してもらいたい。そして,2chから派生した携帯スパムサイトへの絨緞爆撃も支持されるべきものだろう。NTTドコモはどぉせなにもしないわけだし,ユーザーは自分の身は自分で守るしかない。意味ある攻撃は,阻害されるものでは,ない。(追記:フレッシュアイはスパム送信の影響でフリーメールサービス休止に)
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